永遠はない
ヘッドに横になり、しばし休息。
仕事の山を越え、気分もリラックスしている。
ふと、自分を俯瞰してみると、安堵に満ち溢れ、この安らぎが永遠に続くような錯覚に陥っていることに気づく。
この安らぎは、有限のものなのだ。
短期的には、後7時間もすれば、出掛ける支度をしなくてはならない。重い体にムチ打ち、満員電車に乗り込み、ずっと耐えなくてはならない。
なぜか、そんな日々経験しているような苦痛ですら、すっかり忘れている。
それとも、忘れられるからこそ、なんとか生き続けられているのかもしれない。